2007年3月21日 (水曜日)

【メモ】知的複眼思考法

知的複眼思考法
知的複眼思考法
posted with amazlet on 07.03.21
苅谷 剛彦
講談社 (1996/09)
売り上げランキング: 146993

7年くらい前に買った本をふと読み返してみた。書評というよりは読書メモとして。

1.問いの立て方と展開の仕方
  ・「なぜ」という問いからの展開
    因果関係を確定するには3つの原則がある。
    擬似相関(原因だと思われている要因が、実はあまり重要でない場合)に着目
    問いの展開
     問いのブレークダウン→「なぜ」と「どうなっているか」の組合せで問いを展開
     問いの分解には、どんな要因の影響があるのかの見当をつけながら分解

  ・問いを一般化・抽象化する
    2つ以上のケースを比較し、両者共通の特徴を概念としてつかみ出し、概念レベルで原因と結果の関係を表現しなおす
    上記原因結果を他のケースにもあてはめて確認する

2.関係論的なものの見方
  ・ものごとの二面性(多面性)に注目
    目の前の問題(事象)はどのような要因(要素)の複合かを考える
    要因間の関係を考える(相互作用の抽出)
    要因の複合のなかで、問題としている事柄の位置づけを考える(全体の文脈の位置づけ)

  ・「問題を問う」ことを問う
    「なぜそれが問題なのか」に着目することによって、ある問題を問題とみなす視点は何かをとらえる
    同じような事柄でも、問題にする視点によって問題のとらえ方や問題の仕方が違ってくることに注目
    問題の文脈に目を向ける方法として
     ・誰が得をし、誰が損をするのか
     ・当該の問題が解決したらどうなるか、を考える。

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2007年3月 8日 (木曜日)

企画力

企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得
田坂 広志
ダイヤモンド社 (2004/03/11)
売り上げランキング: 58254
おすすめ度の平均: 4.5
5 企み、実行されなければならない!
5 田坂ファンのきっかけになった書でした。
5 熱い思い

会社の本棚に置いてあったのを拝借して昨日から読んでいてまだ途中。

企画力とは、「人間や組織を動かす力」

企画力とは、「企画を立案する力」ではなく、「企画を実現する力」

当たり前のことなんだけれど、心に触れました。
いろんなことを思いついて口にしてみたり、あるいはドキュメントを作ってみたりするけれど、ビジネスの世界においては、考えたことを実行され、当初の成果を出さなければ、どんなすばらしい企画書も「紙屑」なわけで。

またビジネスは一人ではできない。
たとえ自ら考えた企画でなくても、会社の施策として指示を出されたら、社内のリソースをうまく利用したり、社外の関係者と協力したりして、その企画を実現しないと、成果も利益もあがらない。

もっと動けるんじゃないかと自分への戒めです。

P.S.
今日年齢を聞かれて「35」って言ったら、自分ですごく重く感じた。

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2007年2月 8日 (木曜日)

フェルマーの最終定理

フェルマーの最終定理
サイモン シン Simon Singh 青木 薫
新潮社
売り上げランキング: 5800

珍しく数学の本、(といっても歴史小説?)を読んでみた。もしこの本を学生時代、中学生か高校生のころに読んでいれば、もっともっと数学に興味を持てていただろう。数学にこんなロマンがあるとは思わなかった。数ある学問のなかでもっとも真理を求める学問。

アマチュア数学家、ピエール・ド・フェルマーが17世紀に唱えた予想に、300年もの間、各時代の名だたる数学家が挑戦しては敗れていった。数学とはどういう学問かを知れば、彼らがなぜこの難問にトライしてみようと思ったのか、その気持ちがとてもよく分かる。

小難しそうな題名の本だけど、サイモン・シンがとてもよく分かるように書いてあり、誰でも読めると思う。中学生、高校生くらいの若者に特に読んでもらいたいと思う。

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2006年12月14日 (木曜日)

口コミ2.0

口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ ~
上原 仁 保田 隆明 藤代 裕之
明日香出版社
売り上げランキング: 1786

「2.0」を「次の次元の」と定義すると、この本は「マーケティング2.0」となるのではないだろうか。特に次世代の口コミという内容はなかった。書名は流行りにのった、ということだろう。

要点を切り出すと

  • プロセスの透明化

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2006年11月19日 (日曜日)

わかったつもり

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因
西林 克彦
光文社
売り上げランキング: 1489
おすすめ度の平均: 4.5
4 「わかったつもり」から「よりわかる」へ
4 有益な本であるが・・・・・・
4 得るものがある
あるブログで書評が載っていて買って読みました。

著者が言うには、例えば本、ある文章を読んでいて、人の理解度には「わからない」、「わかる」、「よりわかる」という段階がある。そしていちばん厄介なのが、「わかる」という状態。これはわからないことがない状態ではあるが、「わかったつもり」という状態であるという。人間はわからないことがない状態になれば、安定した状態になり、それ以上わかろうとしない、というのだ。

実は「わかったつもり」だったという経験はよくある。例えばネットである情報についての記事を読み、とりたててわからないこともないので、わかったと思っていたが、同じ情報を見ていた社内の人間とそのことを話ししてみると、その同僚が違う視点を持っていたので、あるいは同僚の方がよりわかっていたので、「え、そういうことなの。」ということは過去にも少なからず経験がある。

「わかる」ということに終わりはない。言いかえるとわかるということは、「答えを見つける」、「正解を知る」ということではないのだ。「わかったつもり」から「よりわかった」状態に移ることにより、新たにわからないことが生まれてくることもある。そういうことの繰り返しであると。

そしてもう一つ興味深い記述。(以下、引用)

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2006年10月 9日 (月曜日)

スポーツBizのハローワーク

Biz_1 本の紹介。(僕は読んでいませんが。)

スポーツBizのハローワーク〔2006年版〕
江戸川大学スポーツビジネス研究所編
http://www.bookhousehd.com/booktan022.html

僕が去年スポーツビジネススクールを受講したときの広瀬一郎先生が監修の本。
何年か前に村上龍が出した「13歳のハローワーク」のスポーツビジネス版といったところかな。(対象年齢は13歳でなく、高校生や大学生以上が対象になる)

こんな本が自分が学生の頃にあったらなぁと思う。
その頃にはスポーツマネジメントとかスポーツビジネスという言葉すらなかったので、こんな本をまとめることすらできなかっただろうが。

どんな職業があるのか、という視点だけでなく、どこでスポーツマネジメントやスポーツビジネスを学べかよいかというコーナーもあり、スポーツマネジメントを勉強できる大学や大学院なども紹介されているようです。


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2006年9月28日 (木曜日)

気晴らしに1冊

「俺が近所の公園でリフティングしていたら」
矢田 容生 (著)

ズバリ単純なサッカー青春小説。
だけど、はまってしまった。通勤電車1往復半強で勢いで最後まで読んでしまった。こんなこと絶対にありえない、マンガみたいな話を活字にしたものなのだが、面白かった。

特にサッカーのゲームのシーンの描写は実に詳細で、臨場感あふれる表現で、思わず自分がプレイしているような気持ちになる。(サッカー経験はないけれど。) 実在のサッカー選手も数多く登場し、サッカーに詳しくない人でも、入り込みやすい小説かもしれない。一方で実在の選手ばかり登場してくるので、反対に真実性を感じることができず、おとぎ話のような気になるのも事実である。

僕は知らなかったのだが、2チャンネルで連載されていたものが単行本化したらしい。
サッカー好きな人であれば、仕事でつかれたときに読んでみてもいいかもしれない。好きなサッカー小説をサーっと読めて、ちょっと感動して、ちょっと元気をもらってという感じで。

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2006年6月15日 (木曜日)

ブランディング22の法則

ブランディング22の法則 Book ブランディング22の法則

著者:アル ライズ,ローラ ライズ
販売元:東急エージェンシー出版部
Amazon.co.jpで詳細を確認する

社長に借りて読んだ。
拡張の法則、収縮の法則、パブリシティの法則、広告の法則、言葉の法則、、、、。ブランディングに関する法則を著者が各章、テーマを掲げ、淡々と述べていく。

書評として、確かに著書の言うとおりなのかもしれないが、具体的に挙げる例に、例えばどこそこの会社は、この法則を守ったから売上が上がった、片やこの会社はこの法則に従わなかったから、利益が下がったなどに、どこまでブランディングが関与しているのかが見えづらく、説得力に欠ける部分が多かった。

ただ、ブランディングを業界トップになるための手段と考え、一番手になれないのなら、自分だけのカテゴリーを作り、そこでリーダーになれと指摘する。この本では運送業界のなかで「翌日配達」という概念を作り出したフェデックスを例に挙げていたが、日本で言い換えるとヤマト急便がこれにあたる。「宅急便」という言葉で思い浮かべるのはヤマト運輸。これこそブランディングだ。

22の法則が重なる部分も多いし、矛盾していると感じている部分も多かった。ただブランドの過程、立ち上がり、成長期、成熟期、衰退期というサイクルのなかで、それぞれの時期でなければ、あてはまらないものもあるのだろう。

著者も指摘しているが、自分の会社、会社のサービスのブランディングという意味だけではなく、他の誰でもない自分と言う人間をブランディングする視点でこの本を読んでみても面白いかもしれない。

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2006年5月13日 (土曜日)

起業家精神

ジャック・ウェルチ わが経営(下) ジャック・ウェルチ わが経営(下)

著者:ジャック・ウェルチ,ジョン・A・バーン
販売元:日本経済新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2回目、読み終えた。

ジャック・ウェルチ。
情熱のかたまり。グローバルな超巨大企業のなかの起業家。
カネも人もあった企業のトップのできることと、例えばビル・ゲイツ、マイケル・デルやサーゲイ・ブリン、ラリー・ペイジ(ともにGoogle)らゼロから作りあげた彼らとを比較するのは難しいが、ジャック・ウェルチと他の面々の根底を流れる部分は、同じだろう。

ビジネスの世界で成功したい。

自分のすべきこと、やりたいことにずんずん進んでいく姿勢、あふれるバイタリティに頭が上がらない。そういう意味ではうちの会社の創設者2人も、ともに僕より年下だけれど、リスペクトしている。

一方で僕は。
会社に入って2ヶ月以上たったけど、まだまだ思考はサラリーマン。慣れないことも多かったし、入社最初のプロジェクトが佳境を迎えていることもあるのだが、仕事に追われている感じがする。

例えていうと、学生時代の野球部で、レギュラーで出場してるが、まだ一つ上の先輩がいるから、完全に主体的でなかった頃の気分。この練習をするぞって言われたら、後ろ向きな気持ちが出ていた頃の感じ。勝利のために必要なこと、行動、練習は何かを真剣に考えていた最高学年の頃の気持ちを、この本が改めて思い出させてくれた。

「日本をスポーツで幸せな国にする」
これが僕の根底にあるもの。最高学年の頃の気持ちで、今一度僕に何ができるのか、感が直したい。

ところで、来月、うちの会社にとって初めての直営となるフットサルコートが阿佐ヶ谷にオープンする。社長は、また一つ夢を実現させたわけだ。参ったな。
http://www.e-3lab.com/president/2006/05/post_16.html
(社長のブログより)

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2006年5月11日 (木曜日)

自信

ジャック・ウェルチ わが経営(上) Book ジャック・ウェルチ わが経営(上)

著者:ジャック・ウェルチ,ジョン・A・バーン,宮本 喜一
販売元:日本経済新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

前にも一度読んだのだが、GWにたまたま自宅の本棚で手をとって再びはまってしまった。もうすぐ読み終わる。

最初に読んだときにも、気に入ったのでページの端を折っていた。2回目読んだときもやはり目が離せなかった。

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「自信」

(中略)
本物の自信だけが勝利を約束する。自信があるかどうかは、何ごとにもオープンな姿勢を保っているかどうか、言い換えれば変化を積極的に受け入れ、新しいアイデアをその出所にこだわることなく取り入れているかどうかで判定できる。

自信があふれた人たちは自分の考え方に批判や反論が向けられることを恐れない。アイデアを刺激し豊かにしてくれるような知的論争に喜んで加わる。
(中略)
自信がある人とは、自分を飾らないでいられる人のことだ、すなわちあるがままの自分が気に入っており、そのあるがままの姿をさらけ出すことを恐れない人だ。

どんな仕組みの中でどんな仕事をしていていも、「自分であること」を偽ってはならない。

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確かに批判や反論が向けられることは嫌だ。恥をかくのも嫌だし、失敗するのも嫌だ。

でもオープンでないがゆえに後悔したことも何度もある。
失敗を恐れ、失敗をしたあとの恥ずかしさを恐れて、自分をさらけ出すこともなく、何も起こらず、後から悔しい思いをしたことが何度あるだろう。

もっと自分の気持ちをぶつけること、外に出すこと。自分で行動を起こすこと、そういった行動の連続が、経験となり自信がついていく。自分をさらけ出すからこそ、周囲からも理解され、信頼を得ることもできる。

自分らしくあればいい。

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