2006年2月 4日 (土曜日)

うちにも来ました。

「松下電器より心からのお願いです。」

我が家にも今日届いた。
松下電器産業のFF式石油暖房機の回収・点検修理活動を告知するはがきが。
全国6,000万世帯に送付し、その費用は実に10億円以上。年末には全てのTVCMを差し替えて、この件を告知。死者も出し、その対応の遅さに当初は非難の声も多かったが、その後の取り組みへの力の入れようには並みの企業ではできることじゃない。はがき送るにも10億円かけるなんてすごいよ。

一方ここまで告知活動をして、今の日本にさすがにこの件を知らない人はいないと思うのだけど、まだ全ての製品に対して回収、修理ができないということは、もう買い換えてしまった人が多いということか。それとも「うちのは大丈夫だろう」って思っている人が多いのかな。生命にも関わることだけに、この製品を持っている人は松下の活動にぜひ協力してもらいたい。

しかしこれだけの不祥事があり、また年末商戦の時期にCMを差し替えても松下の10-12月の連結決算は四半期としては過去最高を記録し、06年3月期の営業利益も前期比30%増の4,000億円で上方修正した。プラズマテレビとデジカメの販売が好調だったようだが、好調な大手総合家電メーカーの幅の広い強さを感じずにはいられない。

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今日、とても中途半端な時期だけど新しい手帳を買った。
3月から始まる新しいチャレンジへ向けて。

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2006年1月31日 (火曜日)

東横イン

またも法令違反ですか。
姉歯といい、ライブドアといい、ここ最近本当に多い。

しかしあの社長の記者会見にはいい気持ちがしなかった。
企業のトップの謝罪会見(?)としては落第点しかあげれない。法令に違反した上に、ああいう開き直った態度をとり、今回の件で言えば、身障者への配慮の欠いた企業というレッテルを貼られただろう。偽装により落ちた企業イメージを、記者会見により企業トップがさらに落としてしまった。「あんな社長の会社だから偽装をしていてもしかたないよな。」と思った人も多いのではないだろうか。

東横インといえば、女性支配人を多く配するなどして、そのサービスは評価を受け雑誌などにも高く評価されていたホテル。今回の事件を発端に50ヶ所以上での偽装が発覚している。この落ちた企業イメージを回復するのはたいへんなことだろうし、常識知らずの社長により日々の努力が水の泡と化してしまった現場でがんばっている社員が非常に気の毒に思う。

東横インのHPには社長の名前でお詫びが掲載されているが、むなしいだけにうつる。

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2005年12月 7日 (水曜日)

お客様は誰?

石油温風機の一酸化炭素(CO)中毒事故で松下電器が新たな対策を講じた。1台5万円で回収、修理などにあたるという。

以前からリコール対象商品として告知しているが、依然持ち主不明の製品が9万台にものぼる。そもそも電化製品は昔であれば、系列販売店がお客をほぼ把握していただろうが、今や量販店全盛の時代。あらゆるメーカーの商品があらゆる量販店で値下げ競争をしているなかで、買う側としてもそのとき安いところで買い、決まった店があるわけではない。そんななかで量販店もお客の顔と名前を一致させることは難しいだろうし、ましてメーカーにどれだけ顧客情報が届くだろうか。

ただ今回は死者も出しているだけに事態は深刻だ。(一旦メーカーが修理したものから死者が出たという悲劇もあった。) 松下は製品の回収にあらゆる手段を使ってのぞんでもらいたい。

マーケティングの本では、売上・利益拡大のため顧客情報を集めよ、整備せよという話が出てくるが、今回のケースは人々の生命を守るために顧客情報を集めなければ、と少し後ろ向きな面もあるが、顧客情報をもつことの重要性を改めて認識することができた。もし今回も松下が量販店経由の販売であれ、顧客情報を持っていれば早期の製品回収、修理にあたることができ、死者の数も減らすことができただろうし、会社への信頼、ブランドイメージなどをここまで落とすこともなかっただろう。

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2005年12月 1日 (木曜日)

構造計画書偽造問題

マンションの構造計算書偽造問題は深刻だ。建設業界の構造的な問題が垣間見えてくる。コスト管理と品質管理のトレードオフなものの追求、多くの会社が階層的に関わりあうプロジェクトなど、私のいるIT業界と似ている部分もあり、他人事と思えない。私の仕事を通しての感覚だと、偽造とわかっていて偽造する者にも責任はあるが、検査する人間がいるならその人間の属する会社の責任だろう。発注元により大きな責任が課せられるというのが私の意見である。それだけに記者会見や国会答弁での発注元の無責任な発言には腹が立ってくる。

また一連の発言にはマンション住人を非常に軽視しているようにうかがえる。これは、そこで日々生活しているという日常の問題プラス「住人の生命」にも関わる問題だ。命を預かる仕事をしているだけにいい加減な仕事はしてもらいたくない。安易に補償の話をし、コロコロ中味を変える不誠実な業者もいるようだが、一生に一度の買い物で不良品をつかまされ、生命の危険にまで脅かされた住人のことを一番に考えてもらいたい。企業として存続していくことも大事なことであるが、それよりも前に果たさなければならない企業としての社会的な責任があるだろう。

きっとこれは氷山の一角にすぎないんだろう。

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