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2006年6月 8日 (木曜日)

W杯開幕を控えて

セルビア・モンテネグロ

この国の名前をサッカーに詳しい人ならよくご存知だろう。98年のフランス大会には「ユーゴスラビア」という国名で出場していた。名古屋グランパスで活躍したストイコビッチの母国だ。旧ユーゴスラビアは1990年代の内戦を経て、クロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナなど多くの国が独立を果たした。

そして、5月下旬のモンテネグロ共和国での国民投票の結果をうけて、モンテネグロ共和国議会は独立を宣言し、モンテネグロの独立は確定的になった。つまり「セルビア・モンテネグロ」はこの国名でワールドカップに出場する、最初で最後の大会となることになる。(モンテネグロ共和国出身者はメンバーの中で1人だけらしいが。)

旧ユーゴといって思い出すのが、フランス大会のクロアチア。日本とも対戦したクロアチアは快進撃を続け3位になった。数年前には世界地図にさえのっていなかった彼らの国を歴史に記すため、国民の期待を背負ってボバンやシュケルは戦った。初出場にガチガチとなった日本代表とは背中に背負うものが全く違ったわけだ。

国家だけではない。貧困と戦う国民に希望の光をとか、この大会で活躍して欧州のビッグクラブにスカウトされて家族を楽にさせたいとか、そんなものを背負ってくる国の選手もたくさんいる。そんなやつらが必死で、栄光を目指して戦う場所がワールドカップなんだ。

平和で、そこそこ金もあって、民族間の激しい対立や、宗教ももたない我々日本人はどれほどのものを背負っているのだろう。スポーツの国際大会くらいでしか、国家を意識市内国、そしてサッカーの歴史も浅い日本代表は、必死に向かってくる敵と、意識レベルでどこまで対等に戦うことができるのだろう。

明後日から約1ヶ月、4年に一度の興奮を味わうことができる。
それぞれに何かを背負った選手の真剣な戦いを見ることができる。
そして僕たちは睡魔と戦わなければならない。

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