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2006年6月18日 (日曜日)

初めての舞台

2006wc2_5 名選手といわれながらも、自分の国がサッカー小国であるがため、ワールドカップに出場できなかった選手たち。最近では「リベリアの怪人」と呼ばれ、'95年にはバロンドールやFIFA最優秀選手にも選出されたジョージ・ウェア。リベリアというアフリカの国の選手だが、ワールドカップに出場することはなかった。

現在でもそんな選手は多いと思うが、ついに念願の初出場を果たした選手もいる。

●アンドレイ・シェフチェンコ
ウクライナ出身のシェフチェンコは、現在世界最高のFWとも言われる。'90年代後半ディナモ・キエフというウクライナのクラブに所属していたシェフチェンコは、チャンピオンズリーグ(CL)でバルセロナ、レアル、バイエルンなど強豪を相手に次々にゴールを決めて一躍注目を浴びる。99年からイタリアのACミランに移籍し、セリエAでの得点王2回、CL優勝1回、バロンドール受賞1回と個人、クラブレベルでは数多くのタイトルを獲得してきた。一方、国レベルではワールドカップ、ヨーロッパ選手権ともに出場の経験がなかった。

初戦のスペイン戦、ウクライナ、シェフチェンコは世界の壁を感じたはずだ。同じヨーロッパのスペインが相手とはいえ、彼らの初舞台は0-4の大敗。退場者を一人出し、前線に孤立するシェフチェンコ。両手を広げ首をかしげる彼を見ていると、初舞台は気の毒なくらいほろ苦いものになったに違いない。残り2戦、黄色のユニフォームを着たシェフチェンコのゴールは絶対に目に焼きつけておきたい。

●ドワイト・ヨーク
マンチェスター・ユナイテッドがCLを制したころ、ベッカムのピンポイントクロスに頭から飛びこみゴールを次々と決めていた小柄な選手。昨年カズがレンタルで所属していたシドニーFCに所属している選手。トリニダード・トバゴという国があるというのもこの選手の存在から知ることになった。黒人特有の柔らかさ、そして瞬間的なスピード。地味な活躍が多かったけど、いい選手。だが、ワールドカップに出てくることはないだろうなと思っていた。

デビューとなったのスウェーデン戦、トリニダード・トバゴは世界中のファンのハートをつかんだのではないだろうか。退場者を出しながらもスウェーデンの猛攻に耐え0-0のドロー。デビュー戦での勝ち点獲得を達成した。マンUにいた頃はトップにいたヨークがボランチをしているのは意外だったが、僕と同じ34歳、キャプテンマークを巻いて、クラブレベルで得てきた国際的な経験値をベースに初出場の仲間達を引っ張る姿を見て、この舞台に立ててよかったねとうれしくなってしまった。2戦目はヨークにとって思い出が深いイングランド相手。最後に2失点で敗戦。グループリーグ突破はならなかったが、残り1戦、サッカー人生の全てを披露してもらいたい。

さぁ、今晩は日本の2戦目。
ドローでも理論上はグループリーグ敗退とはならないが、実質は敗退決定。将来の日本サッカー界のためにも勝利を手にしてもらいたいのだが、そんな誰かのためではなく、自分のためにプレイしてほしい。世界最高の舞台でサッカーをできることの、自分にとっての意味を十分に考えてプレイしてほしい。

がんばれ、日本!

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