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2006年5月29日 (月曜日)

スポーツシンポジウムに参加して #2

昨日参加したシンポジウムのレポートの続き。
第2部は横浜FC代表取締役奥寺康彦氏とジャーナリストの二宮清純氏の対談だった。

横浜FCの苦労話。彼らには決まった練習場所もないらしい。赤字を補填してくれるような親会社を持たない、J2のクラブの現実はこんなところ。同じくJ2のベルマーレも現在使用している練習場がまもなく契約切れとなり、次に利用する練習場はクラブハウスもないという。

また市や県の協力はそれなりに受けているようだが、行政の部署によって考え方や対応が異なることも多く、クラブ側としてはどこに聞きにいったらいいかわからない、どうしたらいいかもわからない、ということも多々あるようだ。二宮氏もたびたび発言していたが、行政、自治体の縄張り意識、縦割り構造の弊害が、スポーツの振興を妨げているのはどこも同じらしい。

二宮氏からは子供の遊び場がないというコメントが印象的だった。公園を作っても、危ないからキャッチボールもするな、サッカーもダメ、ゴルフの素振りもだめ、犬の散歩もだめ。結果公園に残ったのは浮浪者のおじさんだけ、なんて笑い話もあったが、公園を作った目的は果たして何だったんだろう。以前僕のブログにも書いたが、子供の遊ぶ場所は確実に減っている。そして子供の体力も落ちてきている。これは日本という国にとって本当に悲しいことだと思う。

何百兆円という借金を抱えた国が、一般会計のなかでスポーツ振興のための予算を組むのは難しいという話もあった。ドイツの例もあるように、地域密着のスポーツクラブをつくるにしても、行政の金銭的支援は必要なもの。しかし日本の財政事情の現実を考えると、お先真っ暗という気すらしてしまった。

スポーツに散々お世話になってきたものとして、今本当に何ができるかを考えさせれた、2人の対談だった。

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