« ドロップシッピング | トップページ | 放映権 »

2006年4月 9日 (日曜日)

ネット放送と広告

先週、動画配信サイト「GyaO」が 千葉ロッテマリーンズの今季の全主催ゲームを独占ライブ放送することを発表した。

これでパ・リーグではソフトバンク、楽天に続き3チーム目で、6チーム中半分がネットでのライブ放送を実施したことになる。定着するかどうかはまだまだわからないが、比較的熱狂的なファンを持つ、あるいは地域のサポートをしっかりと受けたチームが積極的にネットを利用している傾向にあるといえる。各球団が、ファンへのサービスの提供する機会をさらに増やしたいと考えた結果であるととらえたい。

これらのネットライブ放送の収益モデルは、イニング間のスポンサーのコマーシャルだ。これは従来のテレビ放送と変わらないが、ネットは双方向的であるため、視聴側のデータをつかむこともできることが大きく異なる。

例えば、ロッテが利用するGyaOでは、視聴者は初回視聴時に生年月、職業、性別などの簡単な個人の属性を登録する必要がある。こういう仕組みを用意しておけば、配信側は視聴者の属性傾向などをつかむことができる。そしてこれらの情報をつかんでおけば、広告を依頼するとき、スポンサーにターゲットをしぼらせやすくできる。つまり、スポンサーは誰が見ているのかわからないテレビより、ターゲットを絞って効率的にコマーシャルを提供することができる。

テレビ放送と比べると、まだまだ視聴者の少ないネットでの動画配信ではあるが、GyaOの会員はすさまじい勢いで増えている。先日の日経ビジネスでも新しいCMということで特集が組まれていたが、広告の投資効果を高めたい企業にとっては、ネットでの動画配信は無視することのできない存在になってきているようだ。

一方で動画配信はコンテンツを提供する側も広告モデルが普及してくれば、利用しない手はないだろう。IT企業ではない親会社を持つロッテが、ネットライブ中継を始めたことで僕が思っていたよりも早くプロ野球のネット配信が当たり前になる時代が来るのかもしれないと感じ始めた。

(ちなみに動画配信はHDDレコーダと違って、CM飛ばしができない、というところでも企業側は注目しているらしい。)

|

« ドロップシッピング | トップページ | 放映権 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。