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2006年2月 9日 (木曜日)

野球、ソフト、議題にあがらず

IOC(国際オリンピック委員会)の総会で、ロンドン五輪での実施競技から除外が決まっている野球とソフトボールの復活について検討されたが、今回は議題にすらのぼらないことが決定した。

残念。しかし、これは、やはり「野球は国際的なスポーツではない」、ということの証。84年のロス五輪での公開競技から、次の北京を含めると7大会連続で野球が開催されてきた。その間欧州で2度開催されたが、それ以外はアメリカ、韓国、豪州、そして中国とヨーロッパと比べると野球が盛んな国々。しかしながら、12年のロンドンを初めヨーロッパ諸国、あるいは今後開催が予想されるアフリカ諸国など野球が盛んでない国では、五輪のために野球場を作って、五輪が終わるとほとんど野球場を使用しないというのであれば、それはその国の税金のムダ使い以外の何ものでもない。

これまでの野球を世界レベルで考えると、特にアメリカ野球界の圧倒的な力が野球の世界への普及を停滞させてしまった。多くの日本人選手がメジャーに挑戦してるように、確かにアメリカ国内では野球の国際化がすすんでいる。しかし、1国だけに選手が集まる現在の状況は世界レベルで考えると危機的な状況とも考えられる。MLBに選手を供給する側の国内リーグが空洞化する恐れがあり、やがて良質な選手を供給できなくなる可能性もあるからだ。MLBだけの発展がいずれはMLBの崩壊につながる可能性もあるのだ。

MLBが世界への野球の普及に、やっと重い腰をあげた結果が今春のWBC開催なのであろう。サッカーW杯や五輪のような世界中が注目する一大イベントに到達するにはまだ何十年もの月日が必要になるだろうが、じっくりと野球を世界に広めていくきっかけになるのではないだろうか。

ただ野球が世界的に普及し、五輪に復活したとして、五輪の開催時期にアメリカはメジャーリーガーを派遣するのだろうか。きっと派遣しないだろう。そのとき改めて五輪で野球を開催する意義が問われるだろう。

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