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2006年1月11日 (水曜日)

スポーツクラブの経営

今週の日経ビジネスの連載「敗軍の将、兵を語る」でJ2ザスパ草津の取締役の記事が載っていた。昨季からJ2に昇格し、地域密着で注目されていたザスパだが、自治体からの補助金の不正受給などの不祥事が発覚。11月には社長が解任され、ゴタゴタの多かった同クラブの経営の実情が語られていた。

きっと地方のクラブの経営の現状はこんなところなんだろうと思う。
プロリーグを目指すまでは組織的な体制、人材など、いわゆるマネジメントといわれる部分を整えることができず、ザスパのように求心力(?)のある人の「独裁」体制でやっていかないと仕方のないところもあるのだろう。Jのクラブになるという夢みたいな話を実現させるまでにはそういうやり方も適しているのかもしれない。

スポーツクラブの経営の難しさは、ビジネスとスポーツを両立させること。
ビジネス面だけ考えると、記事にあるように戦力を落とせばすむ話。しかしながら成績が悪いとファン、サポーターはついてこないから、戦力の充実は絶対に必要。反面、どれだけ高い競技力を持っていても、ゲームの勝敗は運で左右される部分も大きいし、毎年優勝できるわけでもない。となると、高い競技レベルを維持しつつも、成績に左右されない財務体質を形成しないといけない。安定した入場料収入を得るためには、成績が伴わなくてもファンやサポーターをスタジアムに集めるための仕組みが必要となる。

また、スタジアムの利用となると自治体の持つ施設を使用せざるをえない。スポーツというソフトはうまく利用すれば地域の活性化などにつながるはずだが、日本の自治体は、プロスポーツが施設を利用する場合使用料にプレミアをつける。(アメリカではメジャーのチームに年1ドルで使用させてくれる自治体もある。) 楽天などはうまく自治体を利用しているが、自治体からの協力を得るためにもクラブ側からの働きかけが必要になってくる。

プロスポーツクラブも普通の企業と同じように経営やマネジメントが必要なのである。記事の取締役も広島の家電量販店出身の人で、サンフレッチェ広島の取締役も勤めた人。ビジネスの世界で生きてきた人がこれからのスポーツクラブには求められているのだ。プロリーグに加入するということは、会社もスタッフもビジネスのプロにならなければならないということなのだろう。

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コメント

SMSでご一緒させていただきました福田です。
この度はブログ開設おめでとうございます。

さて、記事の
>ビジネスの世界で生きてきた人がこれからのスポーツクラブには求められているのだ。プロリーグに加入するということは、会社もスタッフもビジネスのプロにならなければならないということなのだろう。

という部分、ググッときますね。
まさにその通りだと思います。

投稿: Fukuda | 2006年1月11日 (水曜日) 06:56

Fukudaさん、コメントありがとうございます。

どんな仕事をするのであれ、「プロ」でありたいですね。
今年は大舞台に復帰ですね。さらなるご活躍を期待しています。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: motti | 2006年1月11日 (水曜日) 23:57

この記事へのコメントは終了しました。

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